不妊・肩こり・猫背
【年代・性別】
30代後半 女性
【主訴】
肩こり、猫背、時々腰痛
【既往歴】
特になし
【来院に至った経緯】
美容師をしていて、立ち仕事。不自由な姿勢をするため偏り疲労からくる ひどい肩こり・猫背・腰痛に悩んでいた。主に筋緊張からくる、筋肉のはり、つっぱりを感じた。忙しすぎる日々が続くとギックリ腰になりそうな感じの日もあった。表参道との立地もあり、ファッションにこだわりあり、猫背を直していきたいと思っていた。健康的に妊活をされていきたいとの思いもあり、そのためにには、自分自身が健康の状態でいたいとことで来院。ご主人の紹介で来院されました。
【初診の状態】
右仙腸関節の可動制限と浮腫
腰背部起立筋緊張
【所見】
頸部
バレ・リュー(ー)
マイグネ(ー)
ROM: 制限なし
腰部
SLR(ー、ー)
ROM: 制限なし
【体表温度検査】
S2、L5、T1、C6、C1
【視診】
右短下肢
腰部起立筋の膨隆
【静的触診】
右仙腸関節上部に浮腫
後頭下筋の緊張
【動的触診】
右仙腸関節、T4、C6
【レントゲン評価】
C7ニ分脊椎
L6仙骨化
【リスティング】
右PIEX、T1PRS
【来院日】 計22回
R5..6/13・7/4・7/24・8/12・8/25・9/24・10/16・10/28・11/25・12/28・R6.1/15・2/6・4/2・4/26・5/16・6/6・6/25・7/18・9/1・9/28・10/12・11/8
【経過と内容】
右骨盤の可動域制限が顕著。体表温度検査と可動域検査の総合的な検査結果から初期集中期(来院から1ヶ月)は、週1回のケア計画を提案した。
初回 骨盤のサブラクセーションが顕著だったため 骨盤部のアジャストを行いました。
6週目(3回目のアジャストメント)
不妊治療の要望があったので、副交感神経に絞り 初回から同様で骨盤部のみのアジャストメントにしました。
9週目(8回目のアジャストメント)
不妊治療の要望があってから3か月後、懐妊の報告をうけました。仙骨周りの浮腫が目立っていました。仙骨部へ軽めのポンピングのみ行いました。
57週目(18回目のアジャストメント)
懐妊されてから、2週に1度のメンテで来院。骨盤部と四肢のアジャストのみ行いました。特に、妊娠に関わる悩みや痛みがほとんどなく順調でした。
69週目(21回目のアジャストメント)
7/23出産 産後1か月からアジャストメントを2週に1回行い経過観察。産前悩んでいた ひどい肩こり・猫背、腰痛がなくなり 産後3か月で、仕事に復帰予定。
一貫して、副交感神経、骨盤部に絞ってアジャストメントを行いました。
【考察】
腰椎の前弯のカーブが強く出ていて、その原因として骨盤の傾きが関係していたと考えられる。 骨盤の傾きが腰椎や脊椎に張り巡らされている自律神経(交感神経・副交感神経)の働きに異常を起こしたと考えられます。
また、神経の流れが阻害されることにより、女性ホルモンのバランスに必要不可欠なエストロゲンとプロゲステロンの分泌にも悪影響を与えていたと考えられる。このような女性ホルモンのバランスには、神経系に大きな役割があります。適切な女性ホルモン分泌を促すのには、必ず神経が関与しています。
適切な女性ホルモンを分泌するためには、まず脳が体の状態を把握する必要があります。 脳が体の状態、特に子宮ら卵巣の状態をしっかりと把握することができ、初めて適切な量の女性ホルモンの分泌が行われます。
今回のケースでは、脳が体の状態を把握したことで正常なホルモン分泌を行うことが可能になり、懐妊という結果に繋がったと考えられます。妊娠~出産まで、全くっていいほど 困った症状がなく経過が良好。
定期的にカイロプラクティック・ケアを行うことの大事さが見事に表れた症例でした!